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ボードウォーク・エンパイア 欲望の街 シーズン1のutakoのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

第一次大戦後の1920年。アメリカ経済が最も繁栄し『世界の歓楽地』と言われた禁酒法時代の華やかなアトランティックシティが舞台。実在の政治家イーノック・ジョンソンをモデルにした、イーノック・"ナッキー"・トンプソンの半生のドラマ。監督はマーティン・スコセッシ。

壇上で禁酒同盟を高らかに謳うシーンから始まり、人当たりも良く庶民から絶大な信頼を得る裏側で、賄賂・密輸・密造・密売の闇取引などで私腹を肥やし勢力拡大を謀る腹黒い主人公ナッキー。ビジネスの為なら殺人も厭わない冷酷な一面もあり、配下や交友・ライバル関係も実在の人物も交えつつ、まあ揃いも揃った野心家揃い。どんな波乱のドラマが待ち受けるのか序盤から期待値上がります。

物語開始早々、禁酒取締局から既にマークされているナッキー。保安官である弟の協力もあり厳しい監視をすり抜けながら、NYのギャング、ロススタインとルチアーノとの大口の取引が進む中、輸送車が襲われ荷が強奪される事件勃発。襲ったのはナッキーの運転手で元軍人ジミーと、同じくトーリオの運転手、下っ端のアル・カポネ。この事件からそれぞれの運命の歯車が大きく動き出していく。

娼婦の愛人たちや運命的因果で寵愛を受ける未亡人、ナッキーを取り巻く女性たちも美女揃いで華やか。濡れ場もしっかりあり、時に可愛らしく時にしたたかに女の武器をつかい女同士のマウント+愛憎もバチバチ泥沼になっていきそう。
賭博師ロススタイン、マフィアの大物ルチアーノ、最も有名なギャング、アル・カポネ。実在の人物たちが後の大物になる過程も覗けちゃったりもしそうでワクワクです。楽しみにseason2へ。
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