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皇后の品格のhoneyのネタバレレビュー・内容・結末

皇后の品格(2018年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2回目

私には皇帝だけが悪かったとは思えない
もちろん、どんなに劣悪な環境で育ったとしても他人を傷つけてはいけない
でも、もしも太后と前皇帝の育て方が違ったら、こうはならなかったのだろう

太后という何でもできる地位を何としてでも手放したくなかったカン・ユンラン
莫大なお金を注ぎ込んで作っていた肌も髪も刑務所に入ってたったの一年でボロボロになってしまうのが皮肉だ

弟だけを可愛がっていた太后と前皇帝の下で生活し、劣等感と焦りを植え付けられた皇帝
太后の言うことを聞かなければ肯定にはなれない、追い出されるという不安から、自分の意思などどこにもなかった
そして、オ・サニーを好きになった頃にはもう遅かった
渦の真ん中にいて、巻き込まれ続けてしまった可哀想な人

ソヒョン皇后への嫉妬に狂い、自分が権力を持つことにしか頭になかったソ・ガンヒ
最後、刑務所に入ってからようやく、初めて少しだけ母親らしくなった

たぶん、アリは覚えている

皇帝には死なないでいてほしかった
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