赤鬼

ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 シーズン4の赤鬼のレビュー・感想・評価

4.2
こう言う感想を1番に言ってしまうのはみっともないと思いながら、ニックとジューンの雪のシーンで、自分でもびっくりするくらいに子供の様に馬鹿みたいに声を出しながら号泣してる自分がいて、そんな自分に自分でびっくりして苦しくなり、この作品が伝えたい事はここじゃ無いと思いながらも、2人のシーンは少ないのに、沢山の言葉を交わすシーンでは決して無いのに、2人が築いていた歴史が一気に蘇り、苦しいのにそこには愛しか無くて、こんな無防備な赤ちゃんみたいな自分に初めて出会った、そんな感覚だった。絶対一緒になれないって分かってるからこそ余計エモーショナルなシーンになったんだろう。
でもやっぱり忘れてはいけないのはラストのシーン。自分が学生の頃、男子にいじめられそれを許さなかったら周りのクラスメイト達に「もう謝ってるんだし可哀想だから許してあげなよ」と言われ、悔しかったのがありありと脳裏に蘇り、彼女達の選択に大いに納得出来る自分がいた。
フィクションだからこそ、許すなんて事はしないで欲しい。それじゃ意味無いから。
赤鬼

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