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愛の不時着のmou2のネタバレレビュー・内容・結末

愛の不時着(2019年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

文化的違いに着目する場合は4話くらいまでが面白い。
その後の展開は北朝鮮の設定が活かせているようには見えない。主題をラブストーリーと考えると北朝鮮設定の活かさなくてもいいのかもしれない。

小ネタとして北朝鮮側のキャラクターが韓国の古いドラマが好きという設定を用い、恋愛ドラマのセオリーを並べ、その韓ドラあるあるで笑いを誘うところがある。
これがたまにピンチをチャンスに変えるキーになるので、伏線としての機能も果たす。

物語は前半を北朝鮮、後半を韓国で展開するが韓国に入って以降はネタとして扱われていた韓ドラあるあるがシリアス設定で入ってくる。雇われマフィアに襲われたり重篤で入院したり、など。

舞台とする国が変わると、まるで韓ドラの中に入ったようにあるあるネタが登場人物たちにとってネタではなくリアルなのエピソードになる、とのメッセージ性が伝わってくれれば捻りのある物語になったかも知れないが、そうは描かれていないところがヒョンビンのためのヒョンビンによるドラマとの感想に落ち着く。
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