このレビューはネタバレを含みます
2023.10.14鑑賞
このドラマがめちゃくちゃ評価されているのは、相撲っていう世界をここまで克明に切り取った意外性、新鮮さ、あとは一ノ瀬ワタルさんの胆力が背景に見える演技、そして相撲シーンの躍動感、ってあたりなのかなあ〜
個人的に物語、キャラクターの掘り下げについては思うところがいろいろあって、手放しにおもしろかった〜とは思えないドラマ
下手したら人を殺しかねない相撲部屋の稽古シーンが肌に合わないのは好みの問題だと思うけど、結果的に主人公と他の力士たちが和解(?)したのって、主人公が相撲を好きになり、心を入れ替えて稽古に励むようになって、その姿に他の力士たちも影響されたから……ってところだと思うんだけど
シンプルに「え?謝罪ないんだ???」って思っちゃった。あれだけ殴ったり蹴ったりは当たり前、人格否定までしておいて、謝罪なしでなんとなく「俺たち仲間だよね」感を出しちゃうのが生理的に無理……これがホモソーシャルってやつなのかと思ってしまった
かと思えば女性の記者(国嶋)にはしっかり謝罪させてるし。ドラマの色合い的に仕方ないのかもだけど、随所に見え隠れする女性蔑視が気になってしまって、このドラマを絶賛してる人ってどのポイントに惹かれてるのかマジで話を聞いてみたい