柄本佑がめちゃくちゃ良かった。声の出し方といい、佇まいといい、人使いの荒さを出しながらキャラクターの魅力がよく出てる。クレジット前の「まだ終わりじゃないですよ」って言い方も超良かった(それゆえにクレジット後の寸劇は個人的には微妙…)あと、吉岡里帆がGR撮影後にキレたあとに「ちゃんとお礼言いましたか？」って言うのもよいなぁ。
中村倫也が追い詰められた時に窓の外に文字がびっしりと浮かんでる画がインサートされたり、編集室で尾野真知子がモニターの前でひとり佇んでたり、孤独感を際立たせるカットがいい感じに効いてた。
吉岡里帆が「変更してください」じゃなくて、「変更します」って言い直すのも良かったな。
リア充論争だったり、キャラクターの死＝作品の神格化になる価値観だったり、古いなあと思うところはありつつ、いい映画だった。
