名古屋でのボテロ展を観に行き、感銘を受けたのち、映画が公開されてたことを知りました。名古屋では上映が終わっていたので諦めていたところ、次回展示開催地の京都にて、京都シネマで上映と知り滑り込みで鑑賞。
名古屋でのボテロ展である程度知識はあったので復習感覚で鑑賞。
スクリーンで12歳のモナリザを観れたのは大変よかった。
また、「笑顔ほど素晴らしいものはない。芸術は楽しくなくてはいけない。」というボテロの言葉にはハッとさせられます。
ユニークを絶対に欠かさない精神。
自分の信じた、自分が美しい、楽しいと感じたものを描く姿勢が素晴らしい。
そして何より、色彩のセンスがずば抜けている。展示でも感じたことでしたが、まとまりが良すぎる。下書きを欠かさず、ボリューム、配置、色彩を計算しつつ、完成したものはシンプルでキャッチーに見える。
シンプルなのに複雑。クスッと笑えるのに静かでごちゃごちゃしていない。
ラストに語った、
成功しても何も変わらない
絵を描き続けるだけ。
映画自体はよくあるインタビューベースのドキュメンタリーですが、ボテロの芸術への姿勢は、間違いなく僕の人生に影響を与えてくれました。
ボテロ、かっこよすぎる。
鑑賞後、京セラ美術館に足を運び、再度その魅力を体感してきました。