犯人です

きさらぎ駅の犯人ですのレビュー・感想・評価

きさらぎ駅(2022年製作の映画)
3.1
【あらすじ】
大学で民俗学を学ぶ堤春奈(恒松祐里)は、十数年来インターネット上で話題になっている都市伝説「きさらぎ駅」を卒業論文の題材に決める。調査の結果、この都市伝説の投稿者「はすみ」だとうわさされている女性・葉山純子(佐藤江梨子)の存在を知った彼女は、数か月にわたって連絡を取り続け、ついに純子と対面を果たす。異世界へたどり着いたという純子の体験を取材後、春奈は「きさらぎ駅」の舞台となった駅へ向かう。(Yahoo映画参照)

『良い点』
・巧みな構成とラスト

『悪い点』
・チープなところが目につく
・主観視点が見づらい

(まとめ)
2ch都市伝説シリーズ第2弾‼︎
元ネタは知っていて、どのように映画化するのかが楽しみでした。
結果として元ネタの軸はあるものの、そのまま映画化する訳ではなく、結構工夫のある構成が目に見えて分かりました。
今作は2部構成になっており、前半の前フリと後半の前半を踏まえた展開はなかなか新鮮で良かったと思います👍👍
例えるならばゲームのコンテニューのような展開。そして、それに繋がるオチも良かったと思います😂😂
逆に悪かった点はまず、低予算の影響でチープな作風になってしまった点。
チープな映画が好きな人もいるのは分かるのですが個人的にはあんまりでした。
結構、目に見えて雑です(笑)
CGも雑だし、怖がらせ方も雑。
ホラーコメディ映画の前提で見た方が楽しめます。自分自身はバリバリのホラー映画と思って視聴したので損しました🥱
次に一人称視点の必要性が感じられず画面見づらい点。
前半パートは一人称視点で物語が進むのですが、正直いらなかったです…
主人公がきさらぎ駅で起きた体験談を聞いている時の回想シーン。この回想シーンが一人称視点で語られるのですが、正直なんで一人称?でした。
FPS視点のゲーム感を出したかったのかもしれませんが普通に邪魔で見づらいすし、リアリティを表現したい訳でもないので必要性が皆無でした。(手ブレは特になかったですが)

映画の構成の試み自体は結構がっちりハマっていて面白かったです‼️
ですが、掲示板で語られたきさらぎ駅本来の怖さがなかったです。掲示板で語られる構成が一番怖いのかなと感じました。
もっと予算があれば‼︎もっと前半パートのホラー要素が強ければ‼︎なかなか良い作品になったのではないかなと思う惜しい作品でした。