ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローンのルナティックアックンのレビュー・感想・評価

いつもの黒人文化の映画だと思って見始めたがなかなかにひねりがある内容で驚いた。どこか古めかしさを感じる映像や衣装なのに内容はとても前衛的。
一見無茶苦茶なSF的なノリであるように見えるが黒人たちの文化や置かれた立ち位置に対する反骨精神みたいなものが散りばめられていて良かった。基本彼らの映画は自己肯定感が強過ぎて得意ではないがこの映画は嫌味がなくて見やすい。彼らのはちゃめちゃ感が上手く活かされている。
こういう映画が増えれば分かり合える事も増えるような気がする。