ハシジュン

世界が引き裂かれる時/クロンダイクのハシジュンのレビュー・感想・評価

3.5
原題:クロンダイク(トランプのソリティアの1つ) を、「世界が引き裂かれる時」と邦訳しているので、誰かに反戦の意図を込められていると認識して見るべき。

この映画を見ている途中で、映画館に砲撃があった。慌てて家に帰ったけど、とりあえず明日は会社に行ってこよう。どうせ町から出れないから。

というくらい、
日常と戦争の境目が曖昧になる恐怖。非日常が日常になっていく狂気を感じます。

「ニューオーダー」、「ドンバス」、「バビヤール」でも感じた、世界に生活が強姦される感覚。

この手の映画を見ていつも思うのは、
戦争反対!と言っても、日本だって、自分だって巻き込まれるかもしれない。でもまあ実際はそんな事起こらないでしょ、という根拠のない楽観思考と軽い自己嫌悪。
ハシジュン

ハシジュン