Periko

月の満ち欠けのPerikoのネタバレレビュー・内容・結末

月の満ち欠け(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

号泣。2回号泣。

人は誰しも、誰かの生まれ変わり。
自分の娘が他の人間だなんて考えたくない。

元となる瑠璃(有村架純)=元るり
2回目瑠璃(菊池ひなこ)=2るり
3回目瑠璃(伊藤沙莉の娘)=3るり
最後、昔2るりが大泉洋に高田馬場に勝手に行った時に言った、「るりはパパとママの子供で幸せだった。〜」のセリフを3るりが
言い出して、生まれ変わり話を聞いてられない状態になってた大泉洋が号泣するシーンはやばかった。まじで泣ける。
2回目の号泣は、伊藤沙莉が2るりの誕生日の時に回してたビデオ、大泉洋が部長からの電話に出るため部屋を出た時に、柴咲コウに大泉洋と結婚した理由について話していた映像を流したシーン。高校時代、雨の日に自分の顔も見ずに傘を貸してくれた、大泉洋の事がずっときになって、無理やり同じ大学も受験して青森から上京して、大泉洋は偶然だと思っていたが、食堂で八戸の話をしていたのもわざと聞こえるように言ってたし、借りた傘もこれまではただ大泉洋を見てるだけで幸せだったからこの関係を崩したくなっただけだった。でもそれじゃ満たされなくなった。(これは有村架純が目黒くんに傘を返さなかったのと同じ心境?)柴咲コウはずっと、好きで結婚したいとも思ってた。でもそれをいうと、執念深い女だと思われるかもしれないし、大泉洋が調子乗るかもしれないし、今の関係性が崩れるのがいやだったから、女の秘密よって。号泣。
女は秘密をつくりたがるのって。ここも伏線回収。

最初、みずきちゃんが大泉洋におかえりなさいって言ったところ、
伊藤沙莉の娘が、みずきちゃんと同い年なところも、同じタイミングで事故にあった柴咲コウと瑠璃ちゃんが転生してる伏線だった。
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