NaomichiTamiya

“それ”がいる森のNaomichiTamiyaのレビュー・感想・評価

“それ”がいる森(2022年製作の映画)
2.5
amazon primeにて視聴

ちょっとミステリーや都市伝説系が流行っていた頃に、劇場の予告で流れていたのを見て、気になっていた作品。嵐の相葉くんが主演で、ホラー映画界で有名な監督が携わっているということで、話題にはなっていたような・・・。

で、primeにて視聴できたので見てみたわけですが・・・こりゃひどい。

あぁ、2022年制作にして、この程度の作品なのか・・・、劇場で観たなら、その日一日は悶々とした気持ちが晴れないままに、観たことを後悔していたに違いない作品でした。

とりあえず、出演していた相葉くんや松本穂香さんの黒歴史として語り継がれそうなほどのとんでも映画だったのは間違いないかと。もう、観ているだけで気持ちが悶々していくのを止められない。

観ていてイライラする。

この脚本、ものすごく残念な仕上がり。それをあえて映画にしてしまったのが狙いだったのだろうか。いろいろと伏線を用意しておくものの、それらの回収がものすごく雑な上に、すっきりとしない。

素人の憶測で進み、その憶測がなぜか的を得ているというような、コナン君もびっくりするほど、呆れた展開がだらだらと続いていく。

この面白くない脚本に誰も疑問に思わなかったのだろうか。

ツッコミどころは豊富で、相葉くん演じる田中さんの、場当たり的な行動とはっきりしない心情に、まったく感情移入できないのだからてんでだめ。ヒロインの松本先生も、典型的なダメ教師。教頭先生なんか最悪以外何物でもないクソ教頭の見本ながら、ラストでちょっと良い格好してみましたよという矛盾。登場人物のほとんどに魅力なし。いや、行方不明になった子役2人は良かったけど、その後の展開が最悪で胸糞悶々。

有名どころを起用しているにも関わらず、印象に残らない、役者の無駄遣い。

子役の子供らも、学芸会レベル。

この映画から得る教訓とするならば

大人と子供のコミュニケーション不足


ミステリーやホラーな目線でみれば地雷映画であるが、ツッコミどころを皆でシェアするにはうってつけどの映画でもある。

いろいろとひどい。道徳的にもひどい。子供教育にもひどい。

救われない者が多すぎる展開にも関わらず、最後は何故か元の生活に戻った感を出している矛盾。

どこかずれているような変な村映画を観ているような錯覚に陥ってしまった。
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