もっとサスペンス感がある話かと思っていたら、全然違った。
しいていうなら、ヒューマンドラマ。
カイアの生い立ちや過去と裁判が交互に流れていく。
カイアは賢い女性だ。
ただ弱さもあって、そこがチェイスと近付いてしまったんだな。
今まで孤独だったからこそテイトがいなくなって、より寂しさが際立ってしまう。
人が原因の寂しさは1人では乗り越えられないから。
なんもなく、チェイスとの関係性の先は読めていたけど、あの追っかけられ方はマジで殺されるって思うよね。
チェイスもずっと貝のネックレスをしていたし、カイアの事は好きだったんだろうけど(だからこその執着か?)自分が一番好きという部分は変わらなくてクズ要素が強かった。そして早漏なんか…?
事件の真相は裁判が終わってもモヤっとしてたけど、ラストに静かなどんでん返しがきた。
原作小説は翻訳版あるなら読んでみたいかも。
湿地の自然も素晴らしく、美しさも恐ろしさも全て含まれた姿が表現されてて、
テイトとカイアのハクガンの群れを観に行くシーンが特に綺麗だった。