Rita

アントワーヌとコレット「⼆⼗歳の恋」より 4Kデジタルリマスター版のRitaのレビュー・感想・評価

3.4
ドワネルの十七歳の初恋を描く。

アントワーヌ・ドワネルの冒険シリーズ第二作目。「大人は判ってくれない」から3年後という設定の短編映画。この作品を撮影してる時にトリュフォー監督はシリーズ化を決意したそうです。

アントワーヌ・ドワネルは17歳。社会復帰に成功し、レコード会社に勤めていた。アントワーヌはある夜、コンサートで美しい少女コレットに出会い一目惚れ。アントワーヌはコレットの一家が住む家の向かい側の部屋に引っ越した。彼女の両親にはすぐに気に入られたが、コレットは彼を友達としか思っていなかった。

アントワーヌがコレットにしてもない約束をこじつけてしつこく押し入ってくる様子が何とも痛々しかった。まるで他人の家に土足で踏み込んで来る感じでイラついた。非行少年だったアントワーヌが今ではストーカーにしか見えない。恋に身も心も全て投じるのはアホだと思いました。期待し過ぎても相手が自分と同じ気持ちとは限らない。この初恋でアントワーヌが何か学んでいるといいのだけれど。
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