ネコ

ステイ・オン・ボード:レオ・ベイカーのストーリーのネコのレビュー・感想・評価

3.5
昨今の多様性の向き合い方や世の中的に色々と声が上がっている中で、タイムリーなドキュメンタリーだったと思う。
自分が普通に見ていたオリンピックのスケート競技にこんな舞台裏があったなんて、想像すらしてないし、これ見た後にもう一回競技見たら色々と見方が変わりそう。
自分の性別の在り方に疑問を抱き続けていたレオにとってみたら、オリンピックという完全に男女が分かれてカテゴライズされることが、本来の自分という存在を発信する転機になったのもしれない。
ストリートカルチャーのスケートという自由な場にいながら長年スポンサーや周りの目によって抑圧されていたのも皮肉だし、カミングアウトする事でのマイナスだけではない、着いてきてくれる仲間や、協力してくれる大手スポンサーがいるのがレオの人となりや時代変化を感じた。
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