取り急ぎ、吹き替え版良かったです。歌も演技も福山雅治最高。ちょこちょこ「実に〜〜」とか「興味深い」とか挟むのはガリレオ意識してる？マグニフィコ王も一応理系キャラだし。
そんなこんなでディズニー100周年記念作品。
「ピノキオ」「ピーターパン」「美女と野獣」「アナ雪」「ズートピア」etc……。数十本もの過去の名作達を上回る「歴代最高傑作」であって欲しかった。だが残念ながらそうはならず……。ディズニーキャラ総出演な上映前短編の方が満足できた。あちらを2時間の尺で観たかった……。
流石にストーリーのご都合主義が過ぎる、設定が抽象的な割に物語は説教的過ぎる、主人公の人物造形に深みがなさ過ぎる（意味深・メタ的だった特技＝パラパラ漫画設定も活かされず終わる）、ディズニー過去作オマージュが表面的で目配せ過ぎるetc……。2Dと3Dを融合させた（マットペインティングをCGアニメ世界に登場させた）かのような美術面以外では、あまりにもツッコミ所が多過ぎる。社内のストーリートラストシステム、ちゃんと機能してます……？
10年ほど前、特に「プリンセスと魔法のキス」〜「モアナ」位まで名作を連発していたディズニーはどこへ行った！？と言わざるを得ない。主人公とヴィランの描き方、或いは「夢と魔法」の設定次第では絶対にもっと面白くなったはず。勿体無い。
近年でも「ラーヤと龍の王国」は文句無しの傑作だったので、まだまだディズニーには失望せず期待を持ち続けます。未見の方は是非ラーヤ観ましょう。
ひとまずディズニーが取り組むべきは、目前に迫ったミッキー100周年に向けた「ミッキーを主役にした長編アニメ作品」でしょう！マリオに負けじと頑張れ、ミッキー！
