子どもができたら観せたい一作。
星の数ほどのシンデレラストーリーや英雄譚を描いてきたディズニーが描く「等身大のファンタジー」よりも重みのある作品が存在するだろうか。
全人類に届けたいテーマだからこそ、95分という時間にまとめる都合でガバガバストーリーにはなれど、それに見合ったメッセージ性を感じる。
「"星に願いを"ってのはただ口を開けて突っ立ってろって意味じゃねぇんだ」をギョウザドック並みの極厚オブラートに包むとこうなる。
ヒーローの何かあった未来みたいなヴィランもいいよね。
そしてお得意の容赦なき過剰な制裁もグッド。
日本語吹替オリジナルの演出らしいけども、歴代主役の声優が集結したコーラスなんて素敵すぎません？
どんな物語の主人公も世界のモブで、逆に有象無象もそれぞれスターだって作品テーマに沿いすぎですわ。
平面世界で3DCGのキャラが立体的に動いてる感じ？が手書きアニメの王者が作る記念作品って風格ですき。
無理なポリコレも感じなかったし、オスカーというファシズムへの決意表明だったら嬉しいな。
