2023年 45作目
(劇場 41作目)
公開すること全然知らなくて、先週か先々週に日曜朝の「僕らの時代」見て
竹中直人x斎藤工x浅野いにお の3人が出演していて知った作品。
漫画はあんまり読まない方だし、原作も未読。
原作は未読だけど映画そのものもとしてめちゃくちゃ惹きこまれた作品。
劇場にあったポスターの女性、趣里を漫画にしたような見た目のキャラクターだった。
とても猫顔だ。
売れた作家には次回作も「売れる」事が求められる。とても辛い重圧だろう。マンガだけではないが。
深澤薫はとてつもなく自分勝手で自己中な人間。だがそこがとてもリアル。
山下リオ演じるアシスタント富田、嫌な奴だなぁー。
MEGUMIのピンクの髪はちょっと似合わない(笑)
編集者も掌返してる感じで好きになれないけど売れてる作家にはきっとそんなもんなんだろうなぁ。
斎藤工の内蔵を抉るような演技が最高に良い。
静けさも荒々しさも暴力さも心が震える。
自分が一番なりたくなかった読者に媚びを売りバカにしている作品=売れるためのマンガ
果たしてずっと描けなかった薫が一年ぶりに取ったペンで描きたかったものはアレだったのか。ダメならボツで良いとまで言っていたものが。
「さよならサンセット」を敬愛していたアカリにだけは「星降る街のポラリス」は好きになって欲しくなかったなぁ。