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仮⾯ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤルのazukiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ構成しっかりした映画だった。最初のリバイスパートは設定しっかり引き継いでいてバイス思い出せずモヤモヤする一輝がめっちゃ良かった。やっぱりリバイスはギフ倒すまでがメインだったんだなっていうのがなんとなく示されてたと思う。バイス復活は死に際の走馬灯で忘れてはいたものの一輝の心にはいつもいたという意味なのかなと。

ギーツが合流してからの話は家族を助けるつもりのリバイス側とデザイアグランプリの競技として参加するギーツ側の対比が良かった。デザイアグランプリじゃなくてライダー同士を戦わせる競技に変更したことで、龍騎組が合流した経緯が辻褄が合っていて納得。アクションも車上のアクションや龍騎達のモンスターがCGの進化で迫力増していたし、見応えあるシーンばっかり。日本刀の殺陣も面白い試みだなと思った。英寿が単純にバイスを存続させる願いではなく、記憶を持ち続けるという方向に持っていたのが個人的に良かった。近年あったバディを容易に復活させる流れではなく、バディの分まで生きていくという結末はリバイスの終わり方としても良い幕引きだった。

あとキャラの掛け合いが良かった。本当の愛を願い、五十嵐家の家族愛に憧れる祢音と家族の愛に溢れていてセレブインフルエンサーの祢音に憧れを抱くさくら、ライダーに異様に執着する道長と戦いを娯楽とし命を厭わない浅倉、平和を願う景和と昔の自分に重ねエールを送る真司。これらの掛け合いは見ていて心地よかった。
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