タミキーリ

南太平洋のタミキーリのレビュー・感想・評価

南太平洋(1958年製作の映画)
3.0
母がこの作品の音楽を常に懐かしがるため、借りて観た。第二次世界大戦時を背景としている元はミュージカル舞台よ映画化。観て驚くのは、楽曲に合わせて画面に変な色のフィルターがかかること。これは何がしたかったのか実に謎。色をつけるのが楽しかったのか?無い方がよほど良い。
ここでの「敵」はもちろん日本です。そして、島の住民らとの間には、明らかに差別意識がある。2組のカップルが出来上がるけど、どちらにも差別意識がある。最後はそこを克服はするけれど…。あって一目惚れからのいきなりキスとかすごい展開で、これはある意味ネタ映画にもなるかも。
とはいえ、当時も音楽はかなりヒットしたようで、聴いたことのある曲のオンパレードだった。あと、メイン二人俳優がイケメン。農場主のデ・ベック役は、「旅情」でも色男ぶり発揮してた、ロッサノ・ブラッツィ。現地の娘と恋に落ちるケーブル中尉は、ジョン・カー。タイプ異なるイケメン揃い。