もぐら

ゴジラxコング 新たなる帝国のもぐらのレビュー・感想・評価

4.5
ゴジラとコングの激闘・共闘から数年、ゴジラは地上を、コングは地下空洞をテリトリーとしていた。
コングと意思疎通が出来る耳の聞こえない少女ジアは地下空洞から発信されている救援信号を感じ取る。ジアを養女として引き取ったコング研究科のアンドリューズ博士は陰謀論者のバーニー、獣医のトラッパー達と共に信号の真相を探るべく地下空洞へと向かう...

ゴジラ70周年、モンスターバース10周年記念作品、『ゴジラVSコング』の続編です。

前作で地下空洞を根城にすることになったコングが未だ見つからない仲間を探し、見つけ、仲間を守る為に戦うというのが本作のメインストーリーなのですが、ハッキリ言ってこの作品にストーリーなどどうでも良いです!
とにかく怪獣達が暴れまわり、戦い、破壊の限りを尽くす!それだけです。
大迫力の一言。

前作に引き続きゴジラよりもコングメインの作品ですが、僕としては前作よりもゴジラの登場シーンを多く感じゴジラ派としてもとても良かったです。世界の様々な都市に現れては様々な怪獣と戦い、街を破壊し時には人類とも戦う。正にこんなゴジラが見たかった!というものを見せてもらえる作品でした。
特にゴジラが核施設からエネルギーを吸収するシーンはゴジラ=核の脅威という点をフィーチャーしている様で良かったです。

コングとコングの同胞を支配するスカーキングとの戦いがメインなので鑑賞中「まるで『猿の惑星』を見ている様だ」と錯覚してしまいました。(笑)
スカーキングとシーモの主従関係、スカーキングとスカーキングに支配されるグレイト・エイプの関係など最早怪獣というよりも人間に近い雰囲気を感じてしまいました。
また、本作は人間の居ない怪獣の登場シーンがとても多い為、怪獣達の大きさを感じられなくなってしまったかな?と感じてしまいました。
ただとにかく怪獣の登場シーンが多いのでそこまで不満には感じませんでしたし、そんな細かいことは良いんだよ!という勢いと力強さを感じさせられた作品でした。

戦いの見せ方、街の破壊描写などワンパターンにならず様々な見せ方をしてくれる作品なので全く飽きることなく楽しく観ることの出来る作品でした。
とても面白かったです。
もぐら

もぐら