ノンカフェイン

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコのノンカフェインのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

前々回、前回同様、感動系やほっこり系かと思ったら、ホラーだった。あとすみっコにしては派手なアクションシーンが多い。
正直いってすみっコたちがブラック工場で労働させられるの悲しくて見てらんない。

最初褒めまくって好待遇(ビュッフェやホテル)を見せつけて、その後に過剰労働ってブラック企業みたい。朝のラジオ体操始まった時からもう嫌な予感がしてた。

作業に疲れてちょっと休んでるすみっコをアームで無理やり動かせて持ち場につかされるシーンは胸が痛い。
最初は楽しそうに働いてたのに、どんどん疲弊していってた。

業績を張り出されてMVP制度ですみっコ達に優劣をつけさせて、ノルマをどんどん増やしていって過剰生産・過剰労働させて何がしたいねんって感じ。
街もおもちゃで溢れかえって、すみっコタウンの住人が外に出れないパニック状態になってる。

ついでにくま工場長自体も、実はおもちゃで工場の意志によって動かされていたという、世にも奇妙な物語みたいな怖さ。

意を決してすみっコたちがブラック工場から逃げ出す時も、工事自体が追いかけてきて怖かった。
あと閉じ込められるシーンもあって怖かった。

最後は丸く収まってよかった。

とんかつも「またあまりもの……」って落ち込んでるの見て、可哀想と思ったけど不覚にもキュンときちゃった。

えびふらいがたくさんのとんかつのクローンに囲まれて引っ張られた時に「やめてー」って叫んでて、本物のとんかつはやめてくれてえびふらいのこと助けてくれてよかった。
「そっか、とんかつならえびふらいのしっぽが嫌がることはしないよね」ってナレーションでさらにこのコンビが好きになった。

とかげが意外と手先が不器用なのかわいい。
しろくまは手先が器用で作業の飲み込みも早くてすごい。しろくまの家族のストーリーやお母さんからもらったぬいぐるみが壊れても何度も作り直して、ツギハギして今でも大切に持っているのかわいい。
ぺんぎん?はやっぱり頭いい。
ねこが綿詰める作業で照れながらやってるのかわいい。

みにっコたちが力合わせてたのもよかった。
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