通りすがりのいがぐり

妖獣奇譚 ニンジャVSシャークの通りすがりのいがぐりのレビュー・感想・評価

4.5
真っ当で真っ直ぐなバイオレンスファンタジーサメ映画

サメが出る!忍者も出る!おまけにゾンビも出る!と予告で散々煽りながらもその全てにちゃんと意味がある真っ当なサメ映画が生まれた。下手すればネタ一直線になる題材を丁寧に切り刻み丹精込めて混ぜ合わせたのが今作。ストーリーラインも脱線させずしっかりと保ちながら展開するので話も面白く、サメのCGもちゃんとした出来栄えで驚かされるしアクションも特撮に精通した監督だけあり見応えもちゃんとあるしアクションの中で描くドラマも良くできてる。

つまり、これはネタじゃなく大真面目にちゃんとしたサメ映画であり立派なバイオレンスファンタジー映画でもあるんだ。絶対笑えるだろうなーと思って挑んだ自分を恥じるくらい真っ当で楽しい映画だ。おそらくエクストリーム配給作品で一二を争うほど真っ当だ!グロも多いがグロのおかげで描写の説得力もちゃんと上がってるのも好印象。コレはいい映画を見させてもらった!満足じゃ!