2023年3月 大阪アジアン映画祭にて鑑賞
久しぶりに楽しい香港映画を観ました。
相変わらずカッコいいイーキン・チェンが、爽やかにダメ男を好演ですw
彼はこういうすっとぼけた爽やかダメ男がよく似合う(←褒めてる)
古惑仔シリーズから好きな人にとっては、チン・カーロウが出演しているのも嬉しいところ。
お話は社会から孤立した少女たちが深夜の体育館運営存続のため、ドッチボールを通して成長していくっていうシンプルなストーリー。
ただドッチボールという、あまりメジャーでないスポーツを選んだところが心憎い。
大阪アジアン映画祭のインタビューによると、ドッチボールが今の香港の状況にあっていると監督が思ったからだそうで。
困難に直面している若者たちが、ボール(困難)を受けて投げ返してもいいし、避けて逃げるのも解決へ向かうひとつの行動であるということを示したかったのだとか。
面白映画なだけじゃなく深い話だったんだと、インタビューまで観て感動したのでした。
また話の中でところどころ日本ネタが出てくるのも親近感がわきます。
ソーシャル・ワーカーの女性が、おにぎり海苔のパリって音で会議に遅刻してきたのがバレるっていうシーンがあって、こんな日本のコントみたいなネタが香港で当然のように使われるなんて~!と妙に感動してしまいました。