原作を読まないとこのお話の面白さはわからないと思った。筋は面白いよ、しかし明らかに構成が悪い、これに尽きる。情報が小出しすぎ描写が曖昧すぎ登場人物の人間性とか関係性がわかりにくすぎ目的を明確にしなさすぎミスリードを狙いすぎで、前半はいったいなんの話なのか「？？？」だった。映画館だから物語が進むまで我慢せざるを得なかったけど、家とかで見てたら途中で挫折してた。面会室で留置人があんなに叫んでて入ってこない留置担当官がいるか。セイギは新米なのに自分で事務所立ち上げて美鈴の弁護……って、独立資金はどこから？ 新米弁護士ひとりでなにができるんだ。施設出身で貧乏で……ってまったくリアリティを持って伝わってこないし、検察官もこの物語の「悪役」なのにちょっと物語に関わっただけで、結局なんやったん？ 無辜ゲーム会場、って法廷で読み上げられるような正式名称なん？ 法律ものなのに全体的にふわーっとしてて。ファンタジーとかならふわっとしててもいいけど、こんなリアルな題材で……原作もこんなにふわっとしてないよねぇ……頼む。
