プリンローヤル

冬のメイのプリンローヤルのレビュー・感想・評価

冬のメイ(2016年製作の映画)
4.0
素晴らしかった。

20分くらいの作品。
ドキュメンタリーだったかと思うくらいのリアリティ。

大きな事件はおこらない。
なので、ほかの映画やドラマに描かれる「~が許せなくて殺した」のようなストーリーがどれも陳腐に感じてくる。

人並みに暮らしたい。人並みに勉強したい、自立したい、と思っているだけなのに叶わない。
女の子たちは、あっという間に「闇」に吸い込まれてしまう。

「岬の兄妹」もおなじ。人権団体も、優しい友人も「人間らしい生活をしましょう」とたしなめることはできるのだが「あとはご自身で」なのだ。