このレビューはネタバレを含みます
ミト(姉)とミホ(妹)のコンビでミトヤマネというキャラクターを作ってインフルエンサーとして振る舞っている。
「結局ミトヤマネはミホなのか?」というネタバレを踏んだので、その点に注目して鑑賞。
利き手がミトは左、ミホは右利き。
ミトの携帯電話にはマネージャの写真が……。しかし常に隣にいるのはミホ。
炎上後一般人が「ミトヤマネ」を認識した相手がミホ。
決定づけるのは帰郷のシーン。向かいに住んでいたおばさんはミホのことしか覚えておらず、後ろにいるはずのミトには目もくれず、ミホだけをお茶に誘った。
終盤の地元民の攻撃相手は、ミホ。
ここからは私の推測。
父母の死の前後に架空の姉(ミト)が発生したのだと思う。
撮られることに過剰に拒否感があるミホにミトが「現実を見せてあげるのに必要なの(うろ覚え)」と迫るシーンは、ミホがミトという鏡像を見ていたことを発覚させる為のものだと思う。
「#ミトヤマネ」においての現実はミホであるが、「#ミトヤマネ」が現実かは分からない。実はバーチャルなのかもしれない。
ミトは「#ミトヤマネ」の観察者で、ミトは別世界の人間なのかもしれない。
というわけですごい面白かった。滑り込みできて吉。