2023/08/16鑑賞。
小夏いっこ さん、磯部宗潤 監督、皐月竜馬さんの舞台挨拶つき。
好きなタイプの題材ではある。
何者でもないものの映画。そして色んなことを見て感じて学んでひとつ成長するだけの映画。
そういう映画いいよね。
なにかデカいことが起きるわけじゃないけど、それがいい。
夢がなくて人生に悩む作野の周りには、
夢を追い続けながらも、ブレたり葛藤したりする真壁、
スタジオでプロデューサー的な人がついてレコーディングしてるという、真壁に比べたらまったく成功してないわけじゃないけど、夢破れた里美、
勤続30年、同じことを繰り返して、あるいは積み重ねてきたのかもしれない上司、
「焼き鳥を焼くことしかできませんから」の大将...。
色んな人の人生を見た作野が成長していく話ではあるけど、
それぞれ違う立場の登場人物のうち、誰もが誰かひとりには共感できるのではないかと。
びっくりするぐらい中身のない同僚と、
最後まで何の商材を売ってるのかよく分からないネットワークビジネスに笑った。
昔ネットワークビジネス誘ってきた人に仕事の内容聞いたら「紹介する仕事！」って言ってきた奴がいたので、
それを経験した自分が見るとまさにそんな感じの描き方で面白すぎる皮肉に見えた。
声がアフレコ？と思うぐらい違和感がある。
で外のシーンでも中のシーンでもこもってる感じがする。
間違ってたら申し訳ないけど「机叩く音ズレてなかったいま⁉︎」ってとこあった。
その辺の違和感がありすぎてちょっと集中しづらかったかな...。
「東京行ったあとはほとんど聞いてなかったけど、ごめんね」ってサラッと過ぎたけどめちゃくちゃしんどいぞ。
