アクションホラーというジャンルになるのかな。怪しい集団に目を付けられてさんざんに追いかけられ、戦い続けるという話。
あの地域一帯のカルトの数めちゃくちゃ多い。あれだけ多くて警察機関にまで入り込んでいるのなら目撃されても放っておけばいいような気がしてしまうけどそれは野暮か。
やばい集団の中で孤立して、誰も信じられなくて消耗していく様や、数々の嫌がらせ、実力行使で主人公グループを殺そうといくらでも湧いてくるカルトたちの恐怖。幽霊や心霊現象なんかよりも、人間の怖さがやっぱり一番なのだということを再認識させてもらえる映画になっている。
集団ストーカーのような事例やそれに近い同調圧力は今でこそ明るみになり社会問題になったりしているが、当時の時代背景はどうだったのだろうか、今見ると決して誇張ではないリアリティを感じる怖さがあるように思える。自分も集団や組織の中で危険を感じたら途中で遊んだり道草を食わずに一直線に全速力で逃げようと思う。
