このレビューはネタバレを含みます
最悪までの流れが綺麗で落語みたいな映画だった。
序盤から最悪な出来事が起きた瞬間に次のシーンに飛ぶから、見てないけど多分最悪な事は起きただろうという事に慣れさせられてからの最後の展開。めちゃくちゃ怖かった。
(最初の方の天井を這ってる虫が落ちてくるっていうシーン。意外と見た事ない演出だけど起こりうるシチュエーションだし思わず声が出ちゃいそうでホラー演出としてかなり良かった。)
こういうディティールの細かさが随所に散りばめられてて良かった。流石韓国映画って感じ。
全体的にフラットなテンションで物語が進んで行くから、前のめりに感情が乗っていくんじゃなくて、ずっと俯瞰で見てるような感覚だった。
あのシュッとした男は何者やったんや。
あいつのせいで最後に描いてた相関図が訳わからんなって謎深まった。
この映画のキャッチコピー「半地下よりまだマシ」は最悪。
トータル面白い映画でした。