このレビューはネタバレを含みます
カーラの失踪を、視点を変えて三回見る映画。
事件の真相を…って謎めかせて見る側に事件を考えさせるために、地域で類似の失踪事件が起きてることなどにあえて触れているけど、単純に事故だった…。
1。母親
子供と連絡つかなくなったらそりゃ取り乱すよなぁ、いたたまれない気持ちになりました。
お揃いのお守りネックレス。
カーラの話をしてから刑事さんに『あなた子供はいる?』
2。イライラ刑事さん
刑事さんのプライベート 細かいところまでは 不要といえば不要なものかもしれないけど 背景があってこその、(子供は?の問いに)『…いません』
イラついて蹴ったゴミ箱に驚いた女の子の記憶。イラついて投げたボトルの行方。見覚えあるネックレス。
3。カーラ本人
よそ見はだめよ…
交通事故、脱出不可能、電波圏外、助けの来ない時間の長さ。
通りがかりの犬に託すネックレス。遠のく意識のなかで車体に何か当たる音、ボトルの水。
三段階に分けて描いてきたのにも関わらず ラストのぶったぎり感、面白かったけど惜しい。