Stansfield

レーサーのStansfieldのレビュー・感想・評価

レーサー(1969年製作の映画)
2.0
当時中学生だった。前売り券を買って、毎日のように眺めて楽しみにしていた。やっと封切りになったので友人といそいそと出かけた。奮発してパンフレットまで買い、映画が始まるまでワクワクしながら読んだ。見るとポールニューマンがすごいタレ目だったので、「ポールニューマンはタレ目だな」と友人に大きな声で言うと、前に座っていた2人の女性が同時に振り返った。パンフレットには1ページ全体を占める大きなカラー写真があった。ポールニューマンが病室のベッドに横たわるジョアン ウッドワードに、大きな優勝トロフィーを見せている場面だった。
ははーん、こういうストーリーか、と思った。
そして映画を観終わって、ふと気づいた。病室の場面が無かった。それどころかジョアンウッドワードが病気になる事もなかった。
ストーリーもイマイチだったし、折角買ったパンフレットも虚しい物になってしまった。なんだかガッカリした。
こういう思い出のある映画です。