2024年10月26日(土)新文芸坐
前作2本に比べるとガンファイトが少なくなった印象。その代わり南北戦争を絡めたストーリーと大規模な戦場シーンに力が入っている様に感じた。
とにかく粋なシーンが多くて惚れ惚れしてしまう。
今作では善玉、悪玉、卑劣漢の3人が登場するが卑劣漢のキャラクターが良かった。お調子者というかひょうきんな所もあるが抜け目なく悪党としての役割も果たしている。
物語の中盤、卑劣漢が兄弟と再会するシーンがあるがこの後の善玉と卑劣漢の会話シーンが非常に印象に残っている。実際には家族関係に問題があった卑劣漢だが善玉には理想的な兄であったと語り、善玉はそれが噓だと分かりながらも否定する事無く話を聞いてやり自分の葉巻を卑劣漢に渡す。善玉の優しさと卑劣漢のただの悪党ではない複雑な心境が垣間見えた。
最後の決闘シーンは痺れたね。