りゃきち

美少年の恋のりゃきちのネタバレレビュー・内容・結末

美少年の恋(1998年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞した当時とまた違った気持ちになった。(良い意味)

こんなにスタイリッシュでおしゃれだったけ?
ステの色気がヤバい!
歩いてるだけでフェロモンダダもれ。ステ格好良き♡

当時は私がまだ子供で世間知らずだったのか、
ステと彦祖の恋が切なく感じただけだった。
でも今観るとそれぞれのバックヤードにも感情が入りまくる。

お金のために同性に体を売る男。
親に背徳を感じながら同性と付き合う男。

これは異性間でも同じこと。

好きな人がいるのにお金のために体を売り。
親に良くないと思われる人と付き合う。

この作品はセクシャリティの問題だけでないのが分かる。
親の価値観から抜け出せない子供。
鳥籠の中にいる鳥がなんどか映るが、彦祖がその鳥だったのか。
羽ばたく勇気があれば
あのような結末にはならなかったのかも。

恋して傷ついて、傷つけて
恋愛は同性でも異性でも同じ悩み。
ただ同性は周りの環境に左右されるのは確か。
誰もが自由に恋愛できる環境なら、
彦祖はあの選択をしなかったよね(涙)

ただのセクシャリティ問題だけの映画ではなかったと、今更ながら気がついた。
りゃきち

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