映画おじいさん

砂の香りの映画おじいさんのレビュー・感想・評価

砂の香り(1968年製作の映画)
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「人間の殻を捨ててアメーバに〜」と言いながら全裸になる浜美枝。その台詞と服の脱ぎ方、ぽってり感で浜美枝版『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』という印象が。

冒頭、何で水泳をやめたのかの問いに「内臓を悪くしたのよ」と答える浜美枝にイヤな予感がしたけど好きな感じの映画でした。ただ肝心な浜美枝がミスキャスト。浜美枝には天真爛漫な役以外はやらせないでほしい!陰のある色気をやらせるのは間違い。あと、おばさんみたいな髪型にはヘアスタイリストがいなかったのか。

フィルムの褪色は白黒だと思って観るので普段は気にしないのですが、時折アップになるひまわりの黄色が全く出ていなくて珍しく残念に思いました。