タナダユキ監督作品。原作は松田洋子さんという方の書いた漫画らしい。
両親がおらず、兄とボロアパートで暮らす中学3年生の少女の、プロレタリアな物語。
かなりの貧乏で大変なのだが、クラスメイトの男子(いい奴)とギターポップみたいな爽やかな恋愛してたり、お母さんとの思い出があったり、お兄ちゃんも結局心配してくれてたりと、明るい要素もなくはない。
適当すぎる学校の先生とか、あやしい宗教のおばさんとか、変なキャラクターもとても印象的。
最後のまとまり方と男子のセリフがすごくよかった。
アコースティックな手触りの映画でした。