赤い文化住宅の初子の作品情報・感想・評価

「赤い文化住宅の初子」に投稿された感想・評価

法月

法月の感想・評価

4.0
「赤毛のアン」が嫌い。あんな境遇の子が幸せになれるなんて嘘だ。
(けど、いつも「赤毛のアン」を読んでる.....)

父親は借金作って蒸発、優しかった母は事故死、兄貴は高校中退して荒れてる..... 中学三年生の初子は、成績優秀なのにお金がなくて進学できそうにない。

辛い辛い辛い! なんでこんな映画観なきゃいけないんだ!
(つっても自分で借りたんだった(>_<)!)

出てくる大人たちがクソ過ぎて目眩がする。
(特に坂井真紀演じる担任教師のクソっぷりときたら!!)
初子が良い子過ぎて泣けてくる。グレるでもなく、己が運命を受け入れてしまう。
ありきたりな希望など描かれない。
初子の王子さま、同級生のボーイフレンド、三島君(ガチバンの森紋児だ( `ー´)ノ)が唯一の希望ではあるが、けっこう頼りない。安定感がない。
初子の前に光は見えない。けれど淡々と生きる。これもひとつの人生賛歌か.....

タナダユキ監督、よくこんな映画を成立させたな。
そうか「百万円と苦虫女」の監督だったか.....
他の作品も観てみよう。

あぁ、故・大杉連さんも出てたのか。しかもこんな役で(T_T)/~~~
そしてラストで流れる曲はUAか。
あぁ、菩薩さまのようだ。

地味で辛い映画。けど、好きだ。なんでだろう?
タナダユキ監督の初期作品。

貧乏な女子学生、乱暴な兄、親切な近所のおばさん、やる気のない教師…見ているだけで痛々しい人たちのオンパレード。
タナダユキの独特な感性で描かれている気がする。。

両親いないのにどうやって生活してるの?と無理な設定はさておき、ラストにかけての希望ある世界観は余韻がのこる…でも幸せなんて永遠ではないかもね。

めちゃくちゃ若い時の桐谷美玲が出演してますが、最初気づかなかった。
切身

切身の感想・評価

3.4
金というより、赤、赤、赤、赤、赤、死ね。だ。

荒削りなタナダユキですね。見てよかった。

とにかく主人公の女の子が幸薄い。そしてそういう人は、その幸薄そうな顔をしていれば誰かが助けてくれると思っている。というか、生きる気力の無さみたいなものが顔ににじみ出ている。演技すげ〜〜。
シヱル

シヱルの感想・評価

3.5
最後の数分に淡い救いがあるのがよかった。しかし、それは叶わないものなんだろうなぁ、とも感じて切なさが増す。

もともとは同じ監督の『ふがいない僕は空を見た』から遡って観たんですが、やっぱり、過去作ゆえに洗練されてない。
が、
尖っていてそこが良い!
特に皆のセリフが突き刺さるものが多々あって観てよかったと思う。

冒頭からの「カネ、カネ、カネ、カネ、カネ、カネ…死ね」には惹きつけられた。
高橋

高橋の感想・評価

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定型文のような結婚しようね、に
きっと彼女は彼女の思う幸せにはなれないんだろうなと感じる
おみの

おみのの感想・評価

4.1
『ふがいない』の貧乏は貧乏じゃない隣の他人の「不正」を告発して自分のところまで引き寄せることで自分をはげます貧乏、初子の貧乏は貧乏じゃない隣の他人と自分を分け遠ざけることで自分の「正」をとどめる貧乏。男の子はそこで少しでも楽に息をすることで生きていくことをがんばった、女の子はそこではなくあっちで生きていくためにあっちに選んでもらえるようにがんばった。三島くんが完全に完璧にかわいくて100%望まれ納得ボーイ、さすがタナダ、「カネ、カネ、カネ」のオープニングは『百万円』の「シャバダバダ」、タナダタナダ、ひん曲がり
Annikki

Annikkiの感想・評価

4.0
タナダユキ監督を知った最初の作品。皆して、クソみたいな人生送ってる、救いの無い 報われない話。最後の最後に数分間訪れる幸せのために、こんなにもツライ作品に出会えのだ!と胸が熱くなった。
nonzk

nonzkの感想・評価

4.5
この先の未来の初恋も初恋のままで。
初恋を初恋として生まれ続けますように
そして、生き続けますように

初子の人間性に惚れ惚れするから、きっと王子様は見る目があるんだな。
初子みたいな人ほっとけないって人間は世界にたっくさんいるし、正直言うと僕自身もほっとけないタイプ。

こういう人は誰かに助けてもらえるなんて多分本当に思ってないし、誰かが助けを差し伸べたくなるだけなのかなって云々。

些細な些細な仕返しも抜群に初子自身を映し出す。

お兄ちゃんとの結婚も
お父さんとの結婚も
三島くんとの結婚も
全部全部。初子の初恋。
kentaro

kentaroの感想・評価

-
「金、金、金、金、金、金、金、金、金、金、金、金、金、金、、、死ね。」

この冒頭で決まった。

「大人になったら結婚しような」
映画fan

映画fanの感想・評価

3.8
ロクでもない兄貴、子供を捨てた父親、ピンハネするバイト先のオーナーとクズばかりの大人の中でけなげに生きる初子が切ない。救いは三島君。三島君だけは初子を捨てないで欲しいと思った。じんわりといい映画でお気に入りの一本。
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