Laura

江戸最後の日のLauraのレビュー・感想・評価

江戸最後の日(1941年製作の映画)
3.0
昭和16年11月、日米開戦のまさに前夜に公開された、江戸城無血開城を描く時代劇。往時の大スター阪妻が勝海舟を演じ、旧幕府と新政府の仲介役として立ち回る。この映画が製作されたとき、日本は開戦へと続くレールの上をすでに走っていた、という歴史的事実を考え併せると、知恵でも武力でもなく「誠実」で日本を救いたいと宣言する阪妻の、少年漫画の主人公さながらの豪放磊落・孤軍奮闘ぶりに素直に感動するか、空虚な綺麗事と見做すかは微妙なところだと思う。
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