駅トイレ

ラストラブの駅トイレのレビュー・感想・評価

ラストラブ(2007年製作の映画)
5.0
「大人の恋」「NY」「ジャズ」だけでも大変な大物である。これに「難病」「犬」「鶴太郎」を加えて晴れて怪物の誕生と相成った。
この怪物に花を添えるのは田村正和の怪演。彼が口を開けば、たちまち緊張が走り胃に悪い。胃ガンになっちゃう。でもそういうことかもしれない。田村正和の異物感は腫瘍を暗示するためのものであり、この映画を真の意味での「難病映画」たらしめているのだ。
しかし制作者達は一体何の因果でこんな報いを受けることとなったのだろうか。劇場で何も知らず直撃を受けた人々は成仏できたのだろうか。非常に気になる。
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