まい

GO fishのまいのレビュー・感想・評価

GO fish(1994年製作の映画)
4.0
この映画はちょっと思入れが強くてスコアが甘々です。観ている人少ないので感想を書くことにしました。
最初に観たのは私が高校生のときだったと思いますが、ずっと忘れられなくてちょっと前にソフトを買いました。
1994年の映画で、白黒なのですが、そこが今みると逆にタイムレスに感じました。低予算のインディー映画ですし、見た目は実際の公開された年よりも古い映画のように感じるかも知れないですが、内容は今でも通じるところは多いと思います。
私はこの映画のドリンキングゲームのシーンでドキドキし、憧れを抱いた覚えがあります。初めてみたときは先程も言ったように、高校生でしたので、楽しそうだなーと思って観てました。(大人になったら下戸だと判明し、結局、ドリキングゲームはやったことないですが…。)
出演している人々の演技力はあるとは言えないです…が、リアルでも友達な人々が集まってできた映画なので仲の良さとかには嘘がなくて、そこが良いと私は思います。
最初に見た時に理解ができなかったことが、今見返すと理解できる部分も多いです。例えば、最初は主役であるマックス役のグィネヴィア・ターナーさんが超カワイイなって思いながら(マックスの格好を真似したいと心から思っていたくらい)、彼女に共感をしていたのですが、今ならイーライ役のV.S.ブローディの魅力がめちゃくちゃ分かります。映画の中では内気なキャラですが、リアルじゃメチャモテだったのも納得です。
その他のキャラも良いです。特に、最近見て気がついたのはダリアはのキャラの良さです。昔は彼女が取った行動の意味が分からなくて、ただそのことに対する周りの反応がキツすぎる、くらいにしか思っていなかったですが、今なら自分とは違っていてもダリアの行動を理解できるし、彼女の行動を問題視する周りの反応には賛成はしないけど、そういう反応する人もいることもいることも知っています。ここら辺は個人とコミュニティの心理の違いをよく捉えてるなって思っちゃいます。
編集もカッコよくて、途中メタ的なシーンがあるのも粋です。それにきちんもしたラブストーリーだけど、笑えるシーンもあって大好きな映画です。
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