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地獄のモーテルのmgcのネタバレレビュー・内容・結末

地獄のモーテル(1980年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ソーセージが美味しいと評判のモーテル。
味の秘訣...それは無農薬有機栽培の人肉だ!!

人肉ソーセージづくりは資源を有効に使う手段であり神の使命だ(?)とやたらに信心深いあたおか兄妹が家畜を扱うように淡々と人間を罠にかけ、土に埋め、

肝である収穫シーンまでに1時間15分を要し、(!?)心底どうでもいいドラマ部分を描く素晴らしいB級っぷり。
殺人ジジイが女の子に迫られ、まだキスはダメだ!結婚してないから!とか厳格で紳士な姿を見せつけてくる。どうでもいい。

「家畜が苦しくないように目を眩ませてから収穫する」優しさ。そこ配慮するんだ。
首を刈り取るわけでもなく、ブチーするわけでもなく、ゴリっと息の根を優しく止めるだけ。

そして気になる人肉ソーセージ製造シーンも描写されないスカしっぷりをみせ、事が明るみになり発狂した?紳士な殺人ジジイは急に豚の頭をかぶってチェーンソーを振り回す。

女の子を守ろうとしたジジイの実の弟と、豚マスクジジイの熾烈なバトルが始まる。
(なんで兄弟で戦ってんだよ)

チェーンソー合戦は中々の見もので、悪魔のいけにえ2より先駆けている。
同時にレザーフェイスくんがいかにホラー界のスターなのか再確認できる。

ジジイは敗れ、絶命間際に言い残す。

「私は嘘をついていた。ソーセージには秘密がある」

「...実は防腐剤使ってた」


おあとがよろしいようで。
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