lingmudayan

いとはん物語のlingmudayanのレビュー・感想・評価

いとはん物語(1957年製作の映画)
4.0
お嘉津の顔を男たちにいじられる冒頭のシーンは現代ではなかなか考えられず、かなり動揺してしまった。そのお嘉津が友七との結婚を夢想するシーンは素晴らしく、広々とした高原を2人で歩くところなんかは日本映画とは思えないスケール感。そして星に願いを込める下りは、妹が英詞で歌っていた「きらきら星」で予告されていた。菊が咲き誇る屋根にいるお嘉津と、階段の下の方にいる八重を上から見下ろすショットは2人の立場をよく対比していた。夕焼けの赤色とそれが友七、八重に投げかける影もとても美しかった。
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