50年前の作品とは思えない、いや、だからこそなのか?、主演3人のコケティッシュな魅力がたまらない。
ファッションも1周回ったからか古臭くなく、むしろ新鮮に感じられるて楽しい。
どんな時でも明るく魅力的に生きる女性像はやっぱり見ていて楽しいし、この後池玲子や杉本美樹で展開されるアングラなピンキーバイオレンスとはまた違った「陽」の頼もしさがある。
万博を舞台とした時代性も、大あばれする彼女たちをそっと包み込んでいるし、改めて50年以上前の作品ということに驚きを感じる。
(ピンキーバイオレンスもそうなんだけど、ズべ公ものって、なぜか女性の描き方が当時に比べて新しいように思ったりもする。性描写はのぞいてだけど。)
タイトルのインパクトに負けない、時代の熱気と俳優たちのエネルギーを持ったパワフルな映画であった。