2020/09/24
監督 アンドリュー・ラウ
リチャード・ギア
クレア・デインズ
【犯人は、人間なのか。】
長い間、性犯罪登録者を監視し続けてきた引退間近の監察官(R・ギア)と、彼の後任である女性監察官(C・デインズ)が、消息を絶った少女の行方を追ううちに恐るべき異常犯罪者の闇に触れていく様を描くサイコスリラー。
C・デインズでもう一本。
性犯罪者を忌み嫌い、脅迫や暴力も辞さない主人公の監察官。
怪物を追っているうちに、いつしか自らも怪物になってしまった男を、鬼気迫る表情で演じるR・ギアが印象的でした。
様々な性癖を持つ異常犯罪者が登場し、見ていて怖ろしいというか、むしろ気分の悪さを感じた記憶。
二転三転する展開や予想外の犯人、クライマックスのスリリングな展開等、スリラーとしてはなかなか満足できた作品ですが、期待を超える程ではなかったのは、主人公の執拗な暴力性が自分には合わなかったからかもしれません、そう思わせるのもR・ギアの巧さか。
出番は少ないが、カナダの歌姫、A・ラヴィーンが出演していた事でも話題になった一本です。
鑑賞日2007年 劇場にて