於キヨ

夢の旅路の於キヨのレビュー・感想・評価

夢の旅路(1997年製作の映画)
3.1
もう死んでもいいや…って思ってるタクシー運転手が、三人のおじいちゃんに導かれ、全力で恋をして、青春して、全力で崖から車ごとダイブする映画です。ヒューマンドラマ系と見せかけて、結局救われない終わり方なので観終わった後ちょっと意味がわかりませんでした。でもティム・ロスはかっこいいです。胡散臭いです(褒めてます)。

人生に疲れたタクシー運転手、老人に「屁をしろ」と迫られたり、ちょっと痴呆入ってる老人の面倒見て疲れたり、それでも人生の先輩のアドバイスをきいて(きっと根が真面目だから)実行しちゃうティム・ロス。「恋をすればいいじゃない!」ということで、初対面の女性を半裸で口説く。しかも口説き文句が、「俺たちはずっと離れていたけど結ばれる運命だった」何の根拠もないのにこの言葉。

夢を見ているような、シュールな感じ。
真面目なようで滑稽。相手役の女性も変。彼女の家族も変(母親と弟と同居している。年老いた母の口ぶりからすると、彼女は実の父と関係があった様子。彼女の弟はもしかしたら、彼女の息子かもしれないけど言及されない)。ブタの群れにティム・ロスがアヒャアヒャするシーンもあります。ブタ怖いです。だいたい半裸で画面に登場します。悪人でも善人でもないティム・ロスが見れます。
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