このレビューはネタバレを含みます
下記に当てはまる人にはルンルンな映画です。
・チバユウスケ、中村達也、イマイアキノブ（The Golden Wen Fingers）のファン
・フジイケンジ、ヒライハルキや爆弾ジョニーの新居延遼明くんのファン
・新井浩文の村上淳のファン
・バイク、服、ロック好き
2012年製作。
音楽畑でチバユウスケとも長年一緒に仕事をしてきたbad music（現在、The Birthday/DOES等が所属するbase inc）社長の能野哲彦さんの初メガホン作品！
能野さんがチバユウスケの楽曲にインスパイアされて撮影を決意したらしい。
そしてこの映画に「The Golden Wen Fingers（GWF)」という架空のバンド出演したチバユウスケ、中村達也、イマイアキノブ！
むちゃくちゃカッコイイバンド！
新宿LOFTでのLIVEシーンは本当にカッコよかった！
GWFが生まれた映画ってだけでも、もう能野さんありがとう！という気持ちでいっぱい。
イマイさんのギターが、かっこいいんだよなぁ。
突然グルーヴィーになって踊り出したくなる感じとか。
音楽監修はぜんぶチバユウスケのSnake On The Beach。
参加アーティストにイマイさんやフジイさんもいるとクレジットされていた！
映画にすごいマッチした悲しげだったり、疾走感だったりの音だった。
エンディングの打ち込みの音はちょっと意外だったけど違和感はなかった。
私はこのGWFが、大大大っ好きなんです。
曲も知らずGWFのLIVEを観に行ってドハマリしてこのバンドがどうやって出来たかを知り、この映画にたどり着いたんです。
ものすごい逆（笑）
邦画ってほとんど観ないんだけど、観賞。
いやぁ。邦画って、すごい違和感！（笑）
話のストーリーはちょっとつかみきれないものが...
人間像が全員薄かったから、どれほどのこじれが組織にあって、どれほどの意気込みで組織を抜けようとしてて、どれほど現状がまずいのか...
みたいな事があんま感じ取れなかったんだよね。
でも、焚き火してるシーンとか、ツヨシ君が「強くなれるかな？」って言うとことか、山頂の朝日のシーンは素敵だった。
こちらも想像力をかきたてられた。
あとはLIVEシーンがカッコイイ。
それに尽きます。
むしろ、これでよかったのかも！？（笑）
最後とか、「え！？病院いこうぜ！！」って思ってみてたけどきっと何通りもの想像ができるエンディングだったんだと思うことにした。
私が思うに、あれはもう健もツヨシ君も死んでて健が死に際にみた幻想だ！
って思うことにした。
うん。きっとそうだ。
しかし、かっこよかったGWF｡
あ。
陽子さんが持ってたプランター。
健パパのプランターなんだろうけど、あれがもうずっと「ん...?あなた、マチルダ？」とか思ってしまった（笑）
ムラジュンが着てた水色コートがかっこよかった！
話にグッとくる映画を求めてたらちょっと物足りないと思うけど、視覚で楽しむ分には面白い映画でした！
GWF、最高。
