このレビューはネタバレを含みます
前半部分は凄腕弁護士である主人公のケヴィンが、裁判で次々と勝っていく場面を見ることになります。
が、この展開はとても退屈で盛り上がりも無ければ、話の起伏も特に無いように思えました。
悪魔が出てくるわけでもなく、ただただ陪審員たちを巧みに使って裁判に勝って行くだけ。
話が動くのは後半部分からで、少しずつおかしくなって行く妻と、飛躍的に活躍をして行くケヴィン。
悪魔は関係ないのかな? 悪魔とは資本主義のことであり、金に目が眩んだ人たちのことを指しているのかな? と思い始めて来ました。
金を使いまくるお隣さんの奥さんや、その友人を見てそう思いました。
しかし、実際には最後の最後で本当に悪魔が出て来て、なんじゃこりゃとなりました。
ここまでの展開では、人の欲望のことを描いていただけだったのかと感じました。
最後のお父さんが分かり、会いに行くシーンからはとんでも展開になり、訳が分からなくなりました。
お父さんの目的は何なのか、物語の後半で急に悪魔が出て来たのは何でか分かりませんでした。
銃で撃っても死なず、白い羽が生えているのに悪魔? 自殺したら時がもどるのは何で? 疑問はとても多くありました。
前半の退屈場面と、最後のとんでも展開を除けば、これから面白くなりそうと感じることは出来ました。
しかし結果的にはそうはならなかったので、2.5評価にしておきます。
個人的には2.5か3か迷いましたが、低めにしておきます。
宗教やこの映画が作られた時代背景を知っていれば、面白く見ることが出来そうな映画だとは思いました。