ソニック

人斬り与太 狂犬三兄弟のソニックのレビュー・感想・評価

人斬り与太 狂犬三兄弟(1972年製作の映画)
4.5
最高。公開当時に見ていたらどんだけ興奮したんだろう。

急速に近代化が進んだ戦後の時代についていけない男の悲哀は、戦争を経験した人たちの心のどっかにぶっ刺さったと思う。
戦争っていうドデカい暴力から急に近代化(=非暴力)にシフトした社会の変さ、大衆が抱えているひっかかりをカリカチュアされたヤクザ社会を舞台に撮ってみせた深作と脚本の松田、神波すごい。こんな時代の本質をとらえたエンタメ最高としか言いようがない。
でも興行的には失敗だったらしい…なぜ…
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