カシツルワバラアユアイカム

白昼の死角のカシツルワバラアユアイカムのレビュー・感想・評価

白昼の死角(1979年製作の映画)
3.2
三段構成が四回くらい続く。
画策→実行→結果
頭のキレる奴が誰かを騙くらかして金を手に入れる、それらにまつわるアレコレが描かれていく。なんかこういうやつって、いつも置いてかれちゃう。みんなの思惑とか、誰が誰だとか、すぐわかんなくなっちゃう。
まぁそんな気にならない程度だからいいんだけど。
合間合間でコミカルな部分や、ガッツリ人間ドラマ感出してくるようなところもあり、そこで抜けるといえば抜けるけれど、まぁそれも中途半端といえば中途半端な感じはする…

けどまぁ、主演の人、の人がめっちゃキレててかっこいいなーってのはけっこうあった。
ってかかなりよかった。夏八木勲?かっこよかった。
おっさんをグデングデンにさせて金持ってくところ、よかった!

昔の映画に出てくる、なんかやろうとしてる学生って、そのもの以上にかっこよくみえてなんか憧れちゃうんだよなぁ。


ふとしたショットや描写が、なんか良いなーってところはたくさんあった。
画面が真っ青になったり、真っ白になったり、機関車のアップ、謎のチンドン屋、男のズームアップ、黒幕っぽいおじさんのロングショット。
急に現れるチンドン屋って、なんかよく見るモチーフな気がするけど、なんなんだろう。

でも、まぁ、長かったなぁ〜、なんか


久しぶりに行ったけど、フィルムセンターは相変わらずグットバイブス漂ってる!