壁のうた。本作を観て初めて布川事件について知った。冤罪。通算29年間の獄中生活。仮釈放からの14年間を追う。44年後の結実。高校時代の同級生。陽気なショージさんとクール系のタカオさん。一見そういう過去があるようには見えない二人。女性に握手を求められる場面でやっとその気配を感じる。久しぶりの電車、久しぶりのワサビ。就職先。「刑務所に比べたら精神的にはこの社会の方が厳しい」。『クレージー黄金作戦』。検証と指紋。「もうちょっと頑張れなかったかって思った」。「認めちゃった自白したあなたにもすごい責任があるんだから」。パートナー。チラッと鳥越俊太郎さん。盛り上がるであろうシーンはテロップで割愛。エンドロールはショージさん作詞作曲の歌でも良かった気がする。